どぶろくとは、発酵させただけの白く濁った酒。
清酒とはちがい濾(こ)す作業は無いため、米の粒感もあります。
ほんのり甘い風味を感じる独特の味で口当たりの良さもポイント。
また日本酒(清酒)の原型とも云われ、蒸米に水・酵母・麹(こうじ)などを加えた酒母造りに始まり、
一定期間寝かせた酒母に再び水・麹・蒸米にを加えもろみを造ります。
これを再び一定期間寝かせてればどぶろくの完成となります。
(造り方は地方によっても異なります)
どぶろくについて
どぶろく(濁酒、濁醪)

どぶろく特区
地域経済活性化を目的に導入された構造改革特区の一つ。
酒税法では、決められた年間最低製造量の生産能力がなければ製造免許が受けられませんが、どぶろく特区の場合は原則として農家などが特区内の醸造所で自家産米で仕込んだどぶろくを製造、販売できるというものです。
どぶろく製造所のある宮崎県の三股町(みまた)は平成16年12月8日に『どぶろく特区』として認定されました。

三股町どぶろく特区での製造者の条件
1.三股町に住む農家
2.農家レストランもしくは農家民宿を三股町で経営
3.自分で作った米を使用すること
の3点すべてをクリアする事で、現時点では私ども『百姓屋 どぶろく製造所』のみが該当しております。

どぶろくと酒税法
昔は全国各地の農家を中心に家庭でも作り飲まれていましたが、現在では酒税法が制定され許可なく酒類を製造することは禁じられています。
(酒税法上の罰則規定によると、製造するだけでも5年以下の懲役または50万円以下の罰金)
どぶろく製造所は必要な許可申請をし許可を得て、『どぶろく風のにごり酒』ではない『本物のどぶろく』の醸造(製造)・販売を行っております。

構造改革特別区(こうぞうかいかくとくべつく)とは(補足)
国が2002年12月に公布した構造改革特別区域法(特区法)というもので、民間や地方自治体・NPOなどからの発案をもとに限定した特定の地域で、農業・医療・教育などの分野において規制緩和や廃止をし構造改革を進めるという目的で設けられたものです。
